縁側活用の勉強に

実家の建っている土地を買ってくれませんかという義理の妹のリクエストにお応えすべく、鋭意段取り中のぼくたち。一つの山を越えそうな目処が立ったので、土地を取得した後のことなどを少しずつ考えている。築80年の建物は、流石にそのまま住むには少々ハードルが高い。いっそのこと取り壊して新たに建てるかとも考えたんだけれど、実家に行く度に手直しすればなんとかなるんじゃないかなという思いが大きくなっていく。

縁側というほど立派なものじゃなく、雨の日に洗濯物を干すのが精一杯の狭小サンルームって表現の方がピッタリくる縁側もどきのスペースが、自家の座敷（座敷といっても、僅か8畳の仏間なんだけどね）にある。小さな庭に面しているので、そこに小さなテーブルを置いて、2人でティータイムをなんて過ごし方をMamaは考えているようだ。縁側活用の参考にらないかと、滋賀・近江八幡の古民家カフェまで2人で出掛けた。今回お邪魔したのは、HAKO TE AKO。

重厚な外観に少々圧倒されながら中に入ると、古民家って感じよりはいい塩梅で昭和感が残されている空間が広がっていた。ランチ1巡目のお客さんで満席だったので、ウェイティングルームで1時間ほど待った。6畳くらいの広さの畳の間に、ブロック畳のカーペットが敷かれていて、ソファーが数組置かれていた。天井だとか食器棚だとかが、いい感じで昭和感満載。Mamaとどんな風に改装すればいいかなって、あれこれ考えを巡らせた。席が空いた。

スタッフさんに案内されたのは、外に向かって隣り合わせて座る縁側の二人席。こちらの縁側は立派なそれなので比較は出来ないんだけれど、実家改装のヒントを色々ともらうことが出来た。木の廊下を歩いた時の感触と音が、なんだかとても懐かしく心地が良かった。