おせち料理

おせち料理を作らなくなって、もう随分経つ。いやぼくが作る訳じゃなく、Mamaだったりばばがね。ぼくが幼い頃は、正月三ヶ日はどの店も休んでいることが普通で、保存食としてのおせち料理はその存在感を放っていた。正月は朝昼晩3食をおせちでって日が最低でも３日は続いて、うんざりしたものだった。中学生の頃、『おせちもいいけどカレーもね』というTVCMに、賞賛の拍手を送ったけれど、それでも我が家ではおせちの日々が続いた。

今年のおせちは、次男坊が選んで買ってくれた。どの料理も美味しい。どんどん易きに流れていく自分に『これでいいのか？』と思わないでもない。でもまあ、『これでいいのだ！』って暮らしてこうかなって思う、2025年の元旦である。