2024年 06月 15日
遠い日の記憶


昨日のゴルフ、ゴルフ場に向かう車の中でiPhoneに入れてあるユーミンを聴いた。いつもはAMラジオを聴くことが多いんだけど(注:学生の頃からAM派のぼくは、友達からダサいやつと笑われていた・・・笑)、昨日はなぜか気まぐれでユーミンのベストアルバムを聴いた。

聴いたことのある曲もあれば、馴染みのない曲もあって、こんなふうにランダムに聴くのもいいもんだ。何曲目かに、飛行機雲が流れてきた。この曲は何度も聴いたことがあるんだけれど、なぜだか初めて高校時代の友人を思い出した。

高校1年の時、クラスに心臓の悪い男子がいた。特別親しくいていたって訳じゃないけれど、よく話をした。体育の授業はドクターストップがかかっていて、一緒に受けたことはない。でも、話しているときにふと見せる笑顔が、とてもチャーミングだった。彼の手の指を見ると、心臓に問題があるんだとぼくでも判る、ドス黒い色をしていたのを強烈に覚えている。

夏休みに心臓の手術を受けると、ホームルームで先生から聞かされた。2学期になると、元気に登校してきた。手術は、成功した。3学期になって、暫くして彼は死んだ。手術は成功したんだけれど、その後の経過が良くなかったらしい。葬式にクラスメート全員で伺った少し田園風景の残る住宅地にある彼の家のこと、その時の風景がなぜだか鮮明に蘇ってきた。
これまで一度も思い出したことがなかったのに、なぜなんだろう。不思議だ。


by nishan-cordy | 2024-06-15 21:29 | 音楽 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード


<< 準備万端      ウエストワンズカンツリー倶楽部... >>