2024年 05月 11日
晴れの門出
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本日、ばばがグループホームに入所した。
ばばのこれまでの住まいから歩いて5分ほどのところなので、ぼくたちも気軽に面会が出来る。精神的にも肉体的にも、お互いに最適な選択だったんじゃないだろうかと思う。

これまで朝はMama、夕方はぼくがばばの家を訪ねて、食事の用意をしたり、身の回りのお世話をしていた。といってもほとんどMamaがやってくれていて、ぼくはコンビニにばばと一緒にお弁当やサンドイッチを買いに行くくらいだった。たまに昼間に顔を出すと、リビングの椅子に座ってぼーっとTVを眺めている。息子のぼくが言うのもなんだけれど、視点が定まらず魂が抜けてしまっているような感じで、ただ座っているだけだ。認知症だとは言え、そんな母親の姿は見たくない。でもこれからは、グループホームに入所しておられる同じような認知症の人やスタッフさんと関わりができて、会話が生まれて、少なくともぼーっとTVを1人で眺めているってことにはならないだろう。

3度の食事のほかに、10時と15時におやつの時間もあるらしく、人と接する機会があるだけじゃなく、1日の水分補給量も考慮してくれていると言うから、これからの時期高齢者には怖い熱中症も安心だ。もちろん24時間体制でケアーして頂けるので、本当に心強い。

もしかしたら、いや多分、もうこれまで暮らしていた家に、ばばが帰ってくることはないだろう。だけれど、ぼくたちもばばも晴れやかな気持ちで、入所の日を迎えた。そして今日、爽やかに晴れ渡ったこれ以上ないってほどの快晴。まさに、『晴れの門出』だ。


by nishan-cordy | 2024-05-11 22:08 | 健康 | Comments(0)
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