2024年 01月 22日
正しい冬の過ごし方
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高速道路の横風だったり、アートしてるでしょって感満載のSNSに投稿されてる写真だったり、知的な会話だったり、冬場の枯れた芝生からのアプローチショットだったり、自撮りだったり、ぼくには沢山の苦手が存在する。この時期の苦手と言うと、エアコンの暖房だ。

石油ストーブやガスストーブ、電熱ストーブで暖をとるのは全く問題ないんだけれど、温めた空気を吐き出して部屋を暖めるエアコンがどうも苦手。薪ストーブやオイルヒータも問題ないので、何かしらの熱源で直接暖まったり、部屋の空気を暖めるのは大丈夫のようだ。エアコンのように、機械の中で温めた空気ってのが、どうもぼくには合わないようだ。頭がぼーっとしてきて、どうもスッキリしない。

リビングの壁紙を貼り変えたのを機に、長男坊が使っていた部屋で一人で寝るよになった。この部屋は端っこに位置して、壁が外気に晒されるので結構冷える。体調を崩した時、あまりの寒さに寝る前にエアコンで暖房を入れた。朝まで、入れっぱなしにした。確かに暖かくて快適だったんだけど、やっぱり頭のぼーっと感があってどうもスッキリしなかった。体調のせいかなと、それ以降寒い夜は何度もエアコンを入れて寝た。でも、頭がぼーっとしてスッキリしないって症状は変わらなかった。

ド昭和なオヤジには、冷たい空気の部屋で、重たい綿の布団を重ねて、足を擦り擦りしながら布団が温まるのを待ちながら眠りに落ちるのがいいようだ。あの頃は居間でも、どてらなんかで厚着してコタツに足を突っ込んで寒さをしのいでいた。石油ストーブの上のやかんからは、”シュン、シュン!”と水蒸気が立ち上っていた。昭和の日本家屋は、適度に隙間風が入って常時換気してるようなものだし、常に立ち上る水蒸気で空気は乾燥していなかったし、何よりいつでもお湯が使えて便利だった。

エアコンで快適に暖まってる部屋でTシャツでアイスクリームを楽しむってより、石油ストーブのある部屋でどてらを羽織って猫背でコタツに入ってみかんを剥いている冬の過ごし方の方が、ぼくには合っているようだ。こんなぼく、もはや化石だな(笑)。


by nishan-cordy | 2024-01-22 22:45 | 住まいと暮らし | Comments(0)
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