年の瀬に思う

12月下旬、迎春準備に街が賑わう中、ぼくのデスクに新しいスピーカーとオールインワンのプリメインアンプがやって来た。ペアガラスの二重窓にして、思いも寄らない静寂を手に入れた我が家のリビングで、お気に入りの音楽を好みの音で聴く幸せ。なんだか、我が家の文化レベルが急に３段階ぐらいアップしたみたいに思えてくる。

これまでデスクの上に置いてあったお手製のCDラックを、リビングの床の上に移した。ここで問題になるのが、GS & GDがやって来た時の対策だ。なにせ本棚からは片っ端に本を引き摺り出すし、Mamaのお気に入り韓流ドラマを録画してあるDVDも引っ張り出して中身を取り出してしまう。リビングの床に置いてあるCDラックは、彼らの恰好の的だ。

まあ、引き摺り出して、中身を出されたとしても、元に戻せばいいだけの話。それよりも、彼らの好奇心を削ぐようなことはしないでおきたい。正月に我が家にやって来た時の、彼らの動きを見てそれから考えることにしよう。

こんなどうでもいいことに想いを馳せる大晦日。つくづく穏やかで平和であることに、感謝しかない。来年も、穏やかな日々が過ごせますように。愉しい日々が過ごせますように。そのために、自分にできることは精一杯やろうと思う。じっとしているのは、性に合わない。頭を打っても、脛に傷ができてもいいから、まずは動いてみよう。そんな一年にしたいと思う。