ニコに気付かされる

昼前に散髪に行って帰宅。ソフトバレーの練習に行っているMamaが帰ってくるのを待っている間、久しぶりにニコと玄関先に出た。

この場所で、乾燥させているローリエの傍を彷徨うニコを撮ったのが3月のこと。半年も、ニコにカメラを向けていなかったことになる。とってもフォトジェニックで、彼女のお陰で日常のなんでもない風景が、ガラリと印象が変わって鮮やかになる。ニコが活動する範囲がアパート4Fの我が家という限られた狭い空間なので、そこを切り取ることに飽きてしまった。いや、よくよく考えると飽きたんじゃなく、そこに非日常を見出すことがぼくにはできなくなったんだと思う。自らの薄っぺらい感性に、辟易とする。でも、ここはポジティブに。それに気付けたんだから。もっと積極的に探せばいいだけのこと。ニコが案内してくれる、非日常を。ぼくにまだ備わっているであろう、感性を。

ニコがやって来てから買い替えたカメラと一緒に、探しに行こうと思う。

作品なんて到底撮れないけれど、こんな楽しみ方があってもいいんじゃないかな。