2022年 03月 29日
![]() 1年前の今日、初めてのコースでラウンドを楽しんでいたお昼ご飯の時、ぼくの携帯が振動した。発信者は、ばば。腰が痛くて起き上がることができない、トイレにも這って行くしかできない、どうしたらいいとSOS。また大層にと、半ば呆れて聞いていた。この年の1月頃から新型コロナウイルスの感染が広がり、著名人もこのウイルスで命を落とし未知の恐ろしい病に恐れていた。ばばには家に籠って、しばらくはおとなしくしているようにとお願いしていた。感染が怖かったからである。この間ほんのたまにしか、ばばを訪ねて行くことをしなかった。 ここ数年で、自信がないからと自転車に乗らなくなったし、スイミングスクールも退会したし、茶道を教えることも生徒さんが減ったことを理由にやめちゃったし、大先生に習いに行くことも生徒さんに気に入らない人がいるとかで行かなくなったし、親父が死んでから頻繁に行っていた海外旅行へも行かなくなっていた。筋力が衰えていって、人との接触も極端に少なくなっていた。そんな時期に約3ヶ月、自宅に一人で篭りっぱなしになった。一気に、押し寄せてきたようだ。認知症だ。 SOSのあった翌日から、地域のケアーマネージャーさんとの面談と今後の打ち合わせ、圧迫骨折の可能性もあるとのことで精密な検査、介護認定を得るための諸々の手続き、介護器具の設置、デイケアーの検討、近くに住む弟夫婦と今後のお世話の相談など。あの気丈なばばがと戸惑ったけれど、現実を受け入れるしかない。幸い今では設置していた介護器具は撤去できて、自力で歩行し家の中を歩けている。認知症も、ほぼ去年と同じレベルで進行は見られない。骨粗鬆症の検査でも、昨年と同じレベルだそうだ。これは年々衰えていくことを考えると、昨年と同等レベルを維持しているのはかなりいい成績だとのこと。まあ、危機的状況は脱したってところか。 冒頭の言葉、この本の中でとても印象に残った言葉。まさにその通りだ。でもこれは、親である自分にも当てはまるってことを忘れちゃいけない。少しずつ準備をしておく必要があると、気付かされた。
by nishan-cordy
| 2022-03-29 21:55
| 本
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