2022年 01月 26日
 Plastic Products can be lifelong companions if you care for them.(プラスチック製品であっても、一生モノになり得ます。あなたが大切にすればね。) 僕はプラスチックの経年変化が昔から好きでした。本田宗一郎がスーパーカブの風除けに取り入れた時など、未来を感じる素材としてみんなが注目しました。やがて原材料の入手や製造し易さなどからなどから鉄や陶器、主にガラスに代わってその活躍は一気に広がる一方で「使い捨て」の代名詞になってしまいました。プラスチックはその丈夫さから、過酷な環境で働き、その汚れや傷は僕には茶道の茶の湯にある「景色」という経年変化に見えます。このプロジェクトは、プラスチックもそんな経年変化により、個性ある景色を手に入れた一生モノになり得ると考え、賛同する皆さんと毎年、このマグを持ち寄って交流するプロジェクト。プラスチックは捨てなければずっと使える。そんなメッセージのプロジェクトです。ナガオカケンメイ(D&DEPARTMENT PROJECT)
久しぶりにツレとのサシ飲み会。ツレが、プラスチックのマグカップをプレゼントしてくれた。ツレは、主に100均ショップ向けにプラスチック製品を企画・製造している会社を経営している。プラスチックによる海洋汚染が問題視され、その製品の企画・製造を生業としている奴は心を痛めていた。そんな時、ナガオカケンメイさんと出会った。プラスチックをこんな風に捉える事ができるのか、決して悪者なんかじゃないんだと、とても嬉しかったらしい。そして、ご縁があってナガオカケンメイさんとコラボして、このマグが産まれたとのこと。 このマグにまつわるストーリーを、目をキラキラさせながら熱く語ってくれた。考え方は、よく理解できた。ただ、それにしてもこのマグの価格が、¥4,500-である必要はあるのかと思ってしまう。このプロジェクトにまつわるストーリー、理念、考え方に、それだけの付加価値を見出す人がファンとなり、信者となるんだろう。さてぼくは、ファンとなり、信者となるだろうか・・・。このマグを使わせてもらっているうちに、答えが出るだろう。ロングライフデザインという考え方には、大いに賛同できる。
Photo:シリアルナンバー
by nishan-cordy
| 2022-01-26 22:15
| 日々雑感
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