2021年 09月 23日
祝・復活
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毎月送られてくる、クレジット会社の会員向け雑誌。毎回興味深く、読ませて頂いている。いくつかのコラム、美しい写真が添えられた特集記事、ぼくには無縁の高級ブランドのPRや、カード会社主催のイベントなどが載っている。今回号に、とても嬉しい記事が。お気に入りの作家のが、復活したのである。伊集院静が、その人。

1年半ほど前、くも膜下出血で倒れ、2度の手術とリハビリを経て、コラムが再開された。
それほど読書家って訳じゃないぼくは、多くのコラムニストやエッセイイストの文章に触れた訳じゃない。なので、文章がどうのとか、内容がどうのとか語る資格はないんだけれど、この作家の文章はキレが良く心地がいい。人生が滲み出たような文字が文となって、ぼくの知らない世界への冒険旅行へ誘う。

氏が脳神経外科の主治医から飛行機に乗ることができ、再び旅に出れられると告げら、『どこかお行きになりたい場所が?』と問われ『いや別にありませんが・・・・・』と答えたが、その後に続く一文にぼくはやられた。

『やはり叶うとしたらバルセロナに行ってみたいかもしれない・・・・・。断定しないのは、今ある幸運よりさらに望みをもってはならぬと決めたからだ』


by nishan-cordy | 2021-09-23 18:47 | 日々雑感 | Comments(0)
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