2021年 09月 03日
秋の虫とニコ
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Photo:このプランターに秋の虫が・・・

9月になって、急に秋めいてきた我が家の玄関先。夜にはどこからやって来たのか、秋の虫の鳴き声がプランターから聞こえてくる。

夜中玄関先に出ると、ニコも付いて出てきた。で、ニコは鳴き声の主を探しに、プランターへと。暫くすると声の主を探し当て、いたぶり始めた。その姿をしばし見ていたぼくは、どうするべきかと悩んだ。声の主(どうやらコオロギのよう)をニコのいたぶりから解放させてあげるべきか、それともニコの本能を尊重して自然界の掟に従うべきか。ぼくは、後者を選択した。

暫く見ていると、プランターから声の主が引きずり出されて、ニコの前足でツンツンといたぶられている。決してトドメを刺す訳じゃなく、ニコにとっては遊びなのかひたすらツンツンしている。声の主の左後ろ足がもげて、取れてしまった。そろそろぼくも出かけないといけない時間が来たので、ニコを家の中に入れて、声の主がどこかで生き延びたらいいなと念じながら玄関先から立ち去った。因みに小学生の頃、時期が来るとコオロギ採りに夢中になっていて、足がもげたコオロギが長く生きていたのを知っているので、玄関先の声の主もきっとそうなるだろうと思った。

午後、帰宅して声の主を最後に見たあたりとプランター、そして玄関先を隈なく見て回った。どこにも、声の主の変わり果てた姿はなく、少し安堵。きっと、どこかに避難して、生きながらえているんだろう。もしかしたら、プランターのどこか奥深い場所で身を潜めているのかもしれない。また、声の主の『鳴き声』が聞けたらいいな。



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by nishan-cordy | 2021-09-03 18:48 | with nico(ノラ猫) | Comments(0)
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