2021年 07月 30日
写真の不思議
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5年前、SUBARU LEGACY OUTBACKに乗り替えた時から、JAFに加入した。いや最初の1年だったかが無料ってサービスがあって、サービス期間終了後も継続加入しているのである。幸いこれまでロードサービスのお世話になってことはないんだけれど、JAFに加入して良かったと思うことがある。美術館や博物館などで割引が受けられることが多いことと、会報誌JAF Mateが送られてくること。
JAF Mateには、松任谷正隆さんがエッセーを寄せていて、なかなか読み応えがある。そしてもう一人、岩合光昭さんのエッセーも。表紙の写真は氏の作品で、撮影時のエピソードなどが語られている。

ミラーレス一眼を検討した際、少なからず、いや大いに影響を受けたのが岩合さん。マイクロフォーサーズという規格を、プロの写真家が使っている。『軽さは、正義』という氏の言葉に、感銘を受けた。そりゃ大きなイメージセンサーの方が、何かと有利なんだろうとは思う。でも、気軽に、手軽に写真と付き合いたいなって思っていたぼくの背中を、岩合さんが押してくれたような気がする。結構ミーハーな選び方で、今のミラーレスを買ったんだけれど大いに満足している。

文章を書けば、『表現』じゃなく『説明』に。写真を撮れば、『作品』には程遠く単なる『記録』に。そんなぼくだから、ないものねだりで文才のある人に憧れるし、心動かされる素敵な写真を撮れたらと渇望する。技術的にはプロの領域ってハイアマチュアの人が、たくさん存在する。その人たちとプロとの境目って、一体何なんだろう?技術ではない、『何か』がそこには存在するんだろうと思う。写真って不思議だ。だから惹かれる。


by nishan-cordy | 2021-07-30 18:48 | カメラ | Comments(0)
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