サソリの毒に、やられたかな？

Photo：AUTOBIANCHI A112 ABARTH（ABARTH SCORPION MAGAZINEより）
最近エース腕時計を、ガーミンアプローチ S60から以前使っていた自動巻の機械式に替えた。ゴルフ友達でもあり、定期的にサシ飲みに行く仲でもあるツレが、若い頃の夢を叶えて、フィアットパンダを買った。30年以上前の車だから、色々と不具合もあって、都度手を加えている。『結構、大変ですわ！』っていう奴の顔が、とても嬉しそうなのが印象的だ。S124という熟女と付き合っていたぼくには、奴の気持ちがよく判る。ってか、この気持ちが判るって時点で、結構やばいんだけどね（笑）。手は掛かるんだけど、電子制御じゃない機械式の魅力に、間違いなく感染している。普段は無症状なんだけれど、時々激烈な症状を発症するからタチが悪い（苦笑）。
大学生の頃、よく通っていたカフェバーがあった。そこのマスターが、とってもオシャレ（服装だけがって訳じゃなく、立居振る舞いや雰囲気、生き方がとってもオシャレで大人に見えた）で、憧れていた。マスターの愛車が、黒のアウトビアンキA112。こんな車が似合う大人になりたいなって、思ってた。
あと1ヶ月ほどで、フォレスターが我が家にやってくる。普段の足として、頑張ってもらおうと思う。でもね、遊びというか、セカンドカーというか、機械式の手のかかるクルマが欲しいなって、悪いムシが疼き出している。あの頃のマスターにはまだ足元にも及ばないし、年齢だけは重ねたけれど中身はまだ子供だけれど、ぼくもツレのように若い頃の憧れを手に入れてもいい頃じゃないかなとも思う。
AUTOBIANCHI A112 ABARTHにゴルフバッグを積んで、ゴルフ場へ行く。駐車場で、ツレのフィアットパンダと並べて停める。アラ還の肩の力の抜けたオヤジが、身の丈にあったカーライフを愉しむ。悪くないな・・・。