2020年 09月 11日
さらば、点滴
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Photo:点滴を落とす速度を調節するこの機械とも、これでお別れ。

退院の1週間ほど前に、点滴を外して繋いだ小腸が水分と栄養を吸収できるのかを調べた。2度血液検査を行なって、1度目はそれほど芳しくなかったんだけれど、2度目の検査でまずまずの結果を得ることが出来た。そこで、点滴を外した状態で退院となった。それから約2週間、本日退院後初の検診。血液検査をして問題がなければ、今後点滴をしなくても良くなる。で結果、全ての数値が基準値の範囲内に収まって、晴れて点滴とおさらばとなった。このところの次男坊の状態を見ているとすこぶる調子がいいし、体重は58kgにまで増えているので、いい結果を期待をしていた。でも実際に医師からかお墨付きをいただくまでは、少なからず不安に苛まれていた。それだけに、本当に嬉しい結果となった。これで、中心静脈カテーテルからの点滴をする必要はなくなり、いつも付き纏っていた感染症のリスクからも解放される。約10時間掛かっていた点滴から解放され、自由に過ごせる時間を取り戻せた。点滴をするにあたっての様々な器具や用品、たくさんの輸液が無駄になってしまったけれど、これは嬉しい無駄だ。点滴を落とす速度を調整する機械も、近いうちに返却だ。こうやって考えると、これらの機械や器具、用品に本当にお世話になった。感謝しかない。

しばらくは数ヶ月おきに検診を受けなければならないが、それで安心を頂けるのであればなんてことはない。その前に、尿管損傷の治療がまだ待っている。治療といっても、時間薬的な要素が大きい。栄養をしっかり吸収している今の次男坊の体であれば、免疫力も上がっていることだろうからきっと上手くいくだろう。来月中旬の尿管損傷の検査まで、気を引き締めて日々過ごしていこうと思う。

中心静脈カテーテルから自宅での点滴生活が、7年目でようやく終了した。その間、敗血性ショックで生死の境を彷徨ったこともあった。感染症で緊急入院したことが、何度もあった。とても長い時間だったけれど、ぼくたちにとっては必要な時間だったんだろうと思う。次男坊が、永久人工肛門を受け入れるのには、少々長い時間がかかったけれど必要で、とても意味のある時間だったように感じる。本当によく耐えた。本当によく頑張った。次男坊よ、君の人生の新しいステージの始まりだ。存分に愉しんで!




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Photo:これ全部無駄になったけれど、嬉しいぞ!


by nishan-cordy | 2020-09-11 18:50 | 健康 | Comments(0)
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