2019年 12月 26日
昭和な買い物かご
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Photo:昭和の台所には、買い物かごがあるのが当たり前の光景だった。

2020年7月からレジ袋の有料化を義務付けるって記事を、新聞で見つけた。環境問題、特に海洋汚染の元凶として取り上げられることの多いポリエチレン製のレジ袋。軽くで丈夫で便利な反面、自然状態では分解しないという厄介な特性を持つ。要するにいつまでたっても土に帰ることも、経年劣化でその姿を留めないということもなく、そのままの姿であり続ける。そこで政府が、プラスチックごみの削減に向け動き出したというのである。

ぼくが幼かった昭和40年代、お母さん方は買い物かごを下げて市場へと向かった。今で言う、マイバッグやマイバスケットである。それが、当たり前だった。ペットボトルという物がまだ存在していなかったので、重たい荷物は今ほど無かったなかった。お米も、米屋さんが家まで来てくれて、米びつに入れてくれた。だから日々の買い物は、買い物かごで事足りた。
令和の今、もう一度買い物かごを見直して見ても、いいのかもしれない。重たいペットボトルやお米を買うときは、ぼくが車でサポートしてあげればいい。そんな暮らしも悪くないんじゃないかと、そんな風に思う。

随分以前、子供達がまだ小さかった頃、時々キャンプに行っていた。マルシャルっていうフランスのコットン製のテントに、バイヤーのチェアーやテーブルを合わせて楽しんでいた。そんな雰囲気に似合う小物入れが欲しいなって思って買ったのが、昔の買い物かごのようなもの。持ち手が固定されてるので、買い物かごに使うには少々不便かもしれないし、容量ももう少しあったほうがいいかなと思う。今では、お菓子を入れて冷蔵庫の上に。

歳をとったせいか、こういう自然素材のモノに心を動かされる。なんだか、とっても落ち着く。それはニコも同じようで、早速中に入って丸まっていた(笑)。


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Photo:そこで、丸まらない!(笑)


by nishan-cordy | 2019-12-26 20:00 | 日々雑感 | Comments(0)
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