No Watchな風景

Photo：広がる畑、青い空・・・、いいね！

日帰り弾丸出張、敢行！ ってことで空港でレンタカーを借りて小一時間走らせると、都会の喧噪から全くの別世界へ。レンタカーのオーディオがデフォルトでOFFだったので、そのままNo Musicでクルマを走らせた。市内を抜けて暫く走ると、ぼくが乗っているクルマのエンジン音以外の人工の音が、殆どない世界に入って行った。たまには、音楽の無い車内もいいものだ。役場の人の話によると、この町に住みたいと希望して移住してくる人が結構いるそうだ。具体的な希望として、『トトロの住んでるようなところに住みたい』とリクエストしてくる人が多いらしい。確かに、夜になるとネコバスが走っていそうな雰囲気がある。山深い渓谷には、吊り橋が掛かっていた。案内されてトライしたけれど、途中で引き返した（笑）。昔は高いところなんて何ともなかったのに、今では恐怖心に支配されてしまう。向こう側まで行けないことは無かったんだけれど、行くと帰って来なければならない。それを考えると、勇気ある撤退を選択したって訳である。

いつもこんな場所に来ると思うんだけれど、時計の存在を忘れさせてくれる風景ってあるんだと感じる。常に時間に追いかけられて生活をしていることに、ふと気がつく瞬間である。