2013年 09月 17日
六丁目農園
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仙台まで、ある人に会いに行ってきた。その人とは、六丁目農園のオーナー。このレストランでは、多くの障害者の方が働いている。ぼくはそれまでこの手の障害者施設にある種の胡散臭さと言うか、健常者が上で障害者が下と言う構図があるように感じていて、あまり見ようとして来なかった。ぼくの師匠から、公益資本主義を見事に実践されているとても素晴らしい方がいらっしゃると聞かされ、いても立ってもいられなくなってお邪魔したのである。そしてこの目で障害者施設をどのように社会性と整合性を持って運営されているのかを、見てみたいと思ったのである。そこには次男坊が障害者手帳を持つようになったと言うことも、大きく影響していると思う。そう思うと、本人はとても辛く苦しい日々を送っていたんだろうけれど、次男坊に感謝である。彼がいなかったら、興味を示すことすらなかったかもしれない。


オーナとお会いして、いろいろとお話を伺ってぼくが一番印象に残ったのは、障害者施設と言うとみんな一律に単純作業に従事させられることが多いという話。オーナーの話によると、障害を持っている人は何か一つのジャンルに関してとても高い能力を持っている人が多いと言う。そんな人たちの個人が持っている特性をきちんと判断することなく、一律に単純作業にあたらせるってどうなんだろうと彼はとても疑問に感じたそうだ。例えばこのレストランのシェフも障害を持っているが、味覚に関してはとても高い能力を持っているそうだ。一度味わうと、その味を再現することがとても高いレベルで出来る。なにが足りなくて、ないが多いのか、瞬時に判断出来るそうである。彼らが持つ特性を十分生かせる仕事をお願いすることによって、彼らのテンションは全く異なるそうである。そりゃそうだろう、誰だって自分の得意とする部門を任せてもらえて、自分を認めてもらえたら嬉しいに決まっている。ところが往々にして、そうはなっていないケースがあることも事実だと、オーナーは話してくれた。これって、障害者さんだけのことなんだろうか?曲がりなりにも、ぼくは小さい一つの組織を預かる立場にある。であるなら、共に働いてくれているスタッフの個々が持つ能力や特性を、きちんと把握しているだろうか? 彼らの持てる力が存分に発揮できる舞台を、用意できているだろうか? 何より、彼らときちんと向き合っているだろうか? 今回の出会いで、色々なことを教えられ気付かされた。ぼくが預かっている組織に関わる人すべての人が、生き生きと個々の持つ能力を存分に発揮できて、平和で豊かで健やかな社会作りに貢献できるよう、導いて行くのがぼくの仕事。まずはぼくがしっかりと勉強して、ミスリードのないように努めなければならない。責任は重いけれど、とてもやりがいのある仕事だと思っている。


六丁目農園


by nishan-cordy | 2013-09-17 22:52 | 日々雑感 | Comments(0)
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