衰弱からの復活

Photo：元気のないコーディー
長男坊は、どこかに出かけるらしい。次男坊は、午後から仕事。Mamaは、ソフトバレーの試合。ってことで、久しぶりに泳ぎにでも行こうかなって考えていた。
Mamaがソフトバレーの試合に出かける前、ぼくたちの朝ごはんの準備が出来た後に、外に出ていたコーディーを見に行った。『あっ！』って、外からMamaの声が。コーディーがなにかやらかしたのかなと思って外に出てみると、もどしていた。ちょっとしんどそうな感じのコーディーの足を洗ってリビングに入らせて、Mamaは玄関先のコーディーがもどしたもののお片付け。リビングにもどったコーディはしんどそうってより、衰弱しているって表現がぴったりくる状態。朝のフードにも、一切口をつけていない。Mamaからぼくたちに、『ちょっとやばいかもしれないから、覚悟しといてね・・・』と。今月の12日に15歳の誕生日を迎えたコーディーは、もう十分老犬の域。今年の夏も、越せるだろうかと言う状態だった。言われるまでもなく、覚悟は出来ている。でもその時が目の前に迫ってくると、さすがに怯む。
長男坊が出かけて、Mamaがソフトバレーの試合に向かい、次男坊が出勤した午後。予定通りに、コーディーを置いて泳ぎに行くことは出来なかった。予定を変更して、午後はみんなが帰ってくるまでコーディーの傍らに寄り添うことにした。Mamaから言われていた朝の薬を食べさせると、自分から表に出たがった。玄関のドアを開けて、外に出してやった。すると、フードをむしゃむしゃと完食。リビングがコーディーにとって、少々暑かったのかもしれない。寒風にさらされて、生き生きとしてきた。少しの間コーディーに付き合って、玄関先のいつもの場所でぼくもまどろんだ。ここで空を見ていると、いろんなことが思い出されるし、気持ちが穏やかになる。コーディーとの生活も、思い出される。Mamaの携帯に、メールした。『コーディーは、朝よりずっと元気になったから心配しないでいいからね。フードも、完食したからね。』一番心配していたのは、Mamaだから・・・。Mamaは家を出る時、『帰ってくるまで、元気でいててね』と、コーディーに声をかけていた。うちの愛犬は、そんなに軟じゃ無いようだ。

Photo：いつも場所で、久しぶり空を眺める

Photo：元気になったコーディー