2017年 05月 28日
堺、ぶらぶら
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Mamaがいつものコーディーの散歩から戻って、こんなことを言いだした。『散歩でね、緑がとっても綺麗だったの。だから、緑が一杯あって綺麗なところに行きたいな。』 じゃどこに行こうかと、MamaとMTG。近場でMamaが思いついたのが、堺の仁徳天皇陵。世界でも屈指の大きさのお墓なので、死ぬまでは一度は見てみたいと思っていたらしい。iPodで、調べるMama。でも仁徳天皇陵ってどちらかと言うと平坦な史跡で、その場に行ってもぼくたちが教科書などで知っているあの姿は見ることも感じることも出来ないらしいとがっかりしていた。でも折角だから堺に行ってみるってことで、以前気になっていた山口家住宅はどうって、ぼくから提案。するとMamaが、堺市庁舎の展望ロビーからなら仁徳天皇陵を上から見ることが出来るらしいこと言う情報を見つけた。じゃとりあえず、行ってみるかと言うことに。

阪神高速に乗って、あっという間に到着。近くのコインパーキングに留めて、堺市立町屋歴史館 山口家住宅に到着。入場料の200円を払って、中に。説明をして下さるボランティアの方がいらっしゃって、しばらくお話に耳を傾ける。歴史ある場所なんだと、初めて知った。

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Photo:5つもある、おくどさん。

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Photo:流し

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Photo:立派な、手水鉢


西土蔵に展示されているもの以外、写真はOKと言うことで、Mamaと二人上り込んで一杯写真を撮った。欄間やランプシェードの彫刻など、とてもデザインがしゃれている。天井がほかの場所より一段低くなっている茶室、吹き抜けが壮観な土間、立派な手水鉢が印象的な庭園、土間に吊るされた籠などなど。歳のせいか、この所純日本的な住宅がいいなって思う。この国の気候や生活に、いちいち理にかなっているように感じる。それと、デザインが素晴らしいと思う。風が通って、光が入って、でもただ入るだけじゃなくって陰と陽が存在して、季節を身近に感じられる。ボランティアの説明して下さった方によると、この手のお屋敷は冬はメッチャ寒いらしい。そりゃこれだけ天井が高かったら、そうだろうな。どんな冬の暮らしをしていたのか、とても興味深い。


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山口家住宅を出て、Mamaが頂いたガイドブックに見つけたカフェでお昼ご飯に。歩いて10分くらいのところにあるその店は、つぼ市製茶本舗と言って1850年創業の茶問屋さんがやっている店。お店に入ると、お茶のいい香りがぼくたちを迎えてくれた。ぼくはこのお茶の香り、嫌いじゃない。ウェイティングリストに名前を書いて、物販のエリアでしばし物色。そうこうしている間に案内され、席に。1日限定10セットのみというおにぎりのセットがまだあるのか聞いてみると、ラッキーなことにあと2セット残っていることのこと。Mamaと二人で上品な味付けで、とてもおいしいお米とお茶を堪能。デザートの最中も絶品だった。お腹もふくれたので駐車場まで戻って、堺市庁舎へと車を出した。ものの10分も走らない間に到着。地下の駐車場に車を停めて、21階の展望ロビーへ。駐車場への誘導も角々に案内のスタッフが立っていてくれて、とてもスムーズに留めることが出来た。お見かけするにご高齢の人ばかりで、なんとなく良いなって思った。

展望ロビーに着くと、冷房が効いていてとても心地よい空間だった。大勢の人が日曜日だというのにお越しになっていて、外国の方もちらほら見受けられた。さてぼくたちはお目当ての仁徳天皇陵を見ようと、南側のエリアに。丁寧に解説があって、どれが仁徳天皇陵なのかすぐに分かった。でも、ぼくたちが知っている仁徳天皇陵の姿を、見ることはできなかった。もっともっと高い所からじゃないと、教科書でおなじみの前方後円墳の見事な前掲を見ることは出来ないようだ。でもとても多くの古墳が点在していることを知ることが出来たし、歴史ある街であることも知ることが出来た。近いのに、これまで来る機会がなかった堺。再訪は・・・、アリ!


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Photo:緑のこんもりしたところが、仁徳天皇陵。堺市庁21階展望ロビーより。


by nishan-cordy | 2017-05-28 17:23 | お出かけ | Comments(0)
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