2017年 02月 22日
初スノーシューツアー
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Photo:初スノーシューツアー、最高の天気と絶好のコンディション!(photo by アッチャン)

待ちに待った、初スノーシューツアーの日。大阪の自宅から、一路神鍋高原を目指す。ツアーの集合場所は、道の駅『神鍋高原』。9時30分からの受付に間に合うよう、余裕をもって7時少し前に出発。の予定が、なんだかんだで手間取って出発できたのが、7時10分過ぎ。大体2時間30分の行程なので、まっぎりぎり間に合うかなって。ところが、中国自動車道が宝塚のトンネルで3㎞の渋滞。平日だってことを忘れてて、時間をロス。このままじゃ、ちょっと受付開始時間に間に合わないかなと焦りながら、頑張って高速を飛ばした。ツアーに参加さえれる他の方に迷惑をかけちゃいけないので、なんとか間に合わせようとかなり頑張った。その甲斐あって、7時20分には、なんとか待ち合わせ場所の道の駅『神鍋高原』に到着。少し手前にあったコンビニで、お昼ご飯のおにぎりとお茶を買うことも出来た。コンビニの駐車場でスマホを見てみると、知らない電話から着信が。掛け直してみると、今日お世話になるガイドさんからだった。道に迷っていないかと、親切にも連絡を下さったのである。


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Photo:ガイドさんにスノーシューを装着してもらっているMama


駐車場について、無事ガイドさんとご対面。今回お世話になったのは、かんなべ自然学校さん。スノーシューで遊んでみたくって、ネットで探してみた。たくさんのツアーがいろいろな団体や企業の主催で行われていて、その中からぼくはかんなべ自然学校さんを選んだ。そのポイントは、なんとなくとっても温かそうだったから。HPを拝見して、参加者も主催者もとっても愉しんでるなって感じたから。『よかったら、アッチャンって呼んでください』って、とってもフレンドリーな笑顔でぼくたちに接して下さったのは、校長の前田敦司さん。お言葉に甘えて、アッチャンって呼ばせてもらって、レンタルをお願いしていたカッパの上下を着て、靴カバーを履いて、スノーシューを装着してもらった。さて、いよいよスノーシューツアーの始まり!


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Photo:まずは平らなところで、足慣らし。


適度に締まった雪と快晴に恵まれ、アッチャン曰く『最高のスノーシュー日和』のなか、初めての一歩を踏み出した。ほとんど雪遊びってものをしたことがないぼくたちだけれど、快適に歩を進めることが出来た。雪の上を歩くのが、こんなに楽しいとは思ってもいなかった。しばらく歩いて、無謀にもショートカットをしようかと言うことになった。ぼくたち超初心者にとっては、かなりの急勾配。そこに、チャレンジしようというのである。Mamaも何歩かはチャレンジしたんだけれど、無理は禁物と通常のルートで登ることに。つま先を雪に突き刺す感じで、一歩一歩しっかりと雪に足を入れて登る。欲張って歩幅を大きくとると、うまくいかない。小さな一歩一歩の積み重ねが大切なんだと、なんだかとてもいいことを学ばせてもらった。ぼくは、短気でイラチな性格。だからこそ、慌てずにゆっくり確実に進むことの大切さに気づかせてもらえて、とってもありがたかった。


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Photo:結構、頑張ったでしょ?(photo by アッチャン)


この急斜面を上った林道でMamaと落ち合って噴火口目指して、再び3人で歩き出す。雪のないシーズンはいったいここはどんな林道なんだろうと、想像しながら歩いた。是非、夏の神鍋高原にも来てみたい。アッチャン曰く、とっても涼しくて夏はもってこいの場所らしい。


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Photo:夏にはどんな景色が広がるんだろう?


雪の上を歩いていて発見した楽しみが、動物の足跡を観ること。一直線に足跡があるのはキツネで、Yの字型に足跡があるのはウサギ。足跡の深さによって、大きさが推測できる。わざと足跡を付けて戻ってきているって、判るものもあった。それは天敵である、猛禽類を欺くためにしていることだと、アッチャンが教えてくれた。Mamaが、糞のようなものを見つけた。アッチャンに聞くと、ウサギの糞だとのこと。ここでは確実に野生の動物たちが生活してるんだと感じ取ることが出来たし、そんな彼らのフィールドにお邪魔してるんだと思うと、これまでよりも一歩一歩が優しくなったような気がした。


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Photo:ウサギの足跡


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Photo:噴火口


足跡を観ながらスノーシューを愉しんで、ついに目的地の噴火口の到着。この景色は、とってもぼくレベルの写真では伝えることが出来ない。それほどまでに、素晴らしい景色だった。ここで、小休憩。アッチャンが雪を掘って、整えて、ちょっとしたテーブルを作ってくれた。そこで、絶景の雪上ランチ。コンビニで買ってきたおにぎりが、とっても美味しかった。でもそれよりもっと美味しかったのが、アッチャンが作ってくれたチョコレートフォンデュー。一つ目のコッヘルに雪を入れて、その上に二つ目のコッヘルを重ねる。ガスバーナーの上に置くと、チョコレートが湯煎された状態になる。そこにスライスしたバナナを、フォンデューの時に使う小さな銛みたいのでさしてチョコレートを絡めて、リッツの上に置いて、口の中に。これが、美味い! 自宅のベランダでチョコレートフォンデューしようかなって話すとアッチャンが、『自然の中で食べるから、格別なんですよ』って。確かに、そうだよな。そんな力を、自然は持ってるんだよね。


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Photo:雪上ランチのセッティング中のアッチャンと、腕組みして見つめるMama(笑)


極上のランチを愉しんで、午後から天気が崩れるという予報だったので、後ろ髪ひかれる思いで下山の途についた。その前に、噴火口周辺で、アッチャンからいろいろな話を聞かせてもらった。神鍋高原の火山のこと、スノーモービルで入り込んでくる人がいること、アッチャンの経歴やご家族のこと、ここでの生活のこと。たまたま今回はぼくたちのほかに参加者がいらっしゃらなかったので、贅沢なプライベートツアーのよう。だからアッチャンを独り占めして、いろいろな話を聞くことが出来てとても楽しかった。



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Photo:噴火口でアッチャンから話を聞くぼく(photo by Mama)


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Photo:アッチャンを先頭に下山


アッチャンのお陰でぼくたちの初スノーシューツアーは、とっても楽しいものとなった。ぼくが印象的だったのは、野生の動物の足跡。ここは紛れもなく、野生動物たちにテリトリーであり、ヒトと共に暮らすフィールドなんだと実感した。であるなら、ぼくたちヒトも彼らに畏敬の念を持って、このフィールドに足を踏み入れるべきだなって。ぼくたち初老の域に片足を踏み入れた夫婦にとって、それほどハードじゃなく自然を感じられるスノーシュートレッキングは冬の定番のお遊びになりそうだ。ちょっと、はまったかもしれない・・・(笑)。



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Photo:Mamaのこの表情で、すべてが判るよね!



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Photo:はじめて見た自然の氷柱(photo by アッチャン)


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Photo:ありがとう、アッチャン!(photo by Mama)




by nishan-cordy | 2017-02-22 19:02 | 外遊び | Comments(0)
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