2016年 04月 30日
経年劣化
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Photo:2、3ヵ所、内貼りが浮いてきているボアポケット

先日車検を受けた愛車MB S124。車高を落とすこそなく、ノーマルで乗っているので腰高感は否めないし、クールな格好よさがあるわけでもない。最近の車と比べると、デザインは古臭さが漂っている。メンテナンスはこまめにやっている方なので、基本的な機能(走る、曲がる、止まる)に関しては全く問題がない。いやむしろ今の車と比べても遜色がないと言うか、勝っているところもあるんじゃないのかなって思うこともある。どノーマルで乗っているのに足回りは秀逸の一言だし、ブレーキのフィーリングもこれまで乗ってきた車の中ではナンバーワン。ただそうでないところに、少しほころびが出てきている。

この車によくある現象だそうだが、内装の内張りが縮むっていうのか、下地が見えてきている個所がドアポケットの内張り部分にある。実は数年前この現象が気になって、後輩に相談したことがある。(注:後輩とはぼくが車関係の仕事をしていた時の1年下の後輩で、この車を探してもらったのも彼である) その時にこの車によく起こる症状であること、なかなかリペアーが困難であること、もっとひどくなるとダッシュボード上部にひび割れが起きる個体もあることなどを教えてもらった。米車に乗っていた時は、内張りの浮や縮なんて気にしたことがなかった。そんなものだろうと思っていたし、それも味だとも思っていた。何よりそんなことを気にしてるようじゃ、米車になんて乗る資格なしって思っていた。おおらかと言うか、期待値が低いというか・・・。でも初めてドイツ車に乗ってみると、一気に期待値が上がって、寸分の狂いもない剛性にとんだボディーを要求してしまう。もちろん内装にも、同じレベルを求めた。その結果、リペアーが難しいのならその部分を取り換えちゃえってことで、本国オーダーでパーツを取り寄せた。で数年前に、新しいパーツを取り付けたのである。ところがその取り替えたパーツの部分が縮んで、下地のプラスチックが見えはじめたのである。まっ、それもいいか。正直なぼくの、ここ最近の心情である。無理に雑に扱う必要はないし、大切に乗るべきだと思う。でもある程度の経年劣化は仕方ないし、それを無理にお化粧で誤魔化さなくってのいいのかなとも思う。修理するだけの費用がたまったら手をかけるかもしれないけれど、しばらくはこのままで愉しもうかなって思っている。

by nishan-cordy | 2016-04-30 22:10 | | Comments(0)
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