2016年 04月 18日
ビリギャル
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土曜日の夜 (正確には日曜日に日付が変わった早朝) のコーディーとノラちゃんとのバトル騒動でしっかり目が覚めてしまったので、録画していた映画を観ることにした。この映画はぼくが録画したわけじゃなく、Mamaが撮っておいてくれたもの。何となくその存在を知っていたんだけれど、特に興味もなく積極的に観ようとは思わなかった。でもせっかくだからと、観てみた。

ぼくにとっては、★五つの映画だった。所謂スポ根ものに近いストーリ展開なんだけれど、伊藤淳史演じる塾の先生がグッと来た。今の時代のリーダー像って、こんな人なんだろうと。ぼくも恩師にいろいろと相談した時に、『サーバントリーダーになりなさい』 と、数年前にご指導頂いた。以来その教えを実現しようと頑張っているが、まだまだである。まさにこの塾の先生が、サーバントリーダー。導くのではなく、寄り添う。ありとあらゆる方法で相手の心を開かせ、そうするための努力を惜しまない。よくよく考えると、これって小さいころに聞かされた童話だ。タイトルは忘れちゃったけれど、旅人のコートだったか服だったかを脱がせるのを北風と太陽が競うって言うあれ。無理やり吹き飛ばそうとしてもだめで、旅人が自分から脱ぐようになればなんてことはない。どうすれば自分から脱ごうと思うのか? そこが、まさにポイント。ぼくも、まがりなりにもリーダーと言う立場にある。ド昭和なオヤジではあるけれど、ぼくたちの頃の指導の仕方は通用しないように思う。寄り添い、こころを開いてもらって、そこに飛び込む。人にはみんな自分の人生があり、これまでのストーリーがあり、人格がる。それを否定するような指導は、受け入れられるはずがない。気付かせるまでには時間がかかるし労力もかかる。でも、自分でコートを脱がなくっちゃって思えるようになれば、そしてそんな人たちが集まったチームになればこんな強いものはない。などと、考えさせられた映画だった。映画を観ていて、初めてメモを取った。とてもいいセリフだったので、無心にメモに書きなぐった。そのセリフとは、『ダメな生徒はいない。だめな指導者がいるだけ。』 生徒を社員に置き換えれば、ぼくにとっての金言になる。社長の器以上に会社は成長しないと、言われている。会社の成長が社員の幸せにつながるのであれば、ぼくが頑張って成長しなければならない。何となく観た映画から、こんなに多くんことを学び気付かせて貰えるとは思わなかった。これもコーディーの、真夜中のバトルのおかげかな・・・。たまにはいい仕事するな、コーディー!(笑)


ビリギャル

by nishan-cordy | 2016-04-18 15:41 | 映画 | Comments(0)
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