2016年 03月 30日
価値観。それぞれの人がそれぞれの人なりに、これまでの人生から醸造された価値観を持っているんじゃないかと思う。ぼくは恥ずかしながら、あこがれの人やこの人かっこいいなって人のそれに左右されることが、往々にしてある。ぼくに影響を与える人は有名人や著名人と言うより、ごく身近にいる人ってことが多い。その度に、俺ってなんて自分ってものがないんだろうとこれまで思ってきた。そんな自分に、嫌悪感を覚えたことも多かった。 最近、友人(仕事で知り合った)から、あるアドバイスをもらった。なるほどなって思うと同時に、でも俺はそうは思わないと瞬時に感じた。これまでこんな感情が現れたときは、真摯に聞く耳をもって接しましょうだとか、自分以外の人はすべて師なんだからとか、所謂優等生的な考えを無理にして、自分のそうじゃない感情を抑え込んで、無理やり自分を納得させてきた。相手に、反論もしなかった。でも、どうも今回はそうじゃないだろうって素直に思えたし、そんな考えの人もあるんだと感じた。でも、どこかで自分を責められているような気がして(まったくそんなことはないんだけれど、ぼくが勝手にそう感じちゃうんですよね)、その友人に対して妙に敵対心を持ったり、距離を置こうかなどと考えてします。要するに、自分と違う意見を持つ人を、受け入れられなくて戸惑ってしまう。まっ、それだけ親しい関係であるってことでもあるんだけれど。ここ2・3日、彼からのアドバイスで悶々としていた。 若い頃、そんなことは全く思わなかった。どうしてって、自分が一番正しいと信じていたから。自分にとって一番大事なものが、明確だったから。その大切なものを守るためにどうしたらいいのかってことが、全ての判断基準だったから。いたってシンプルな、考え方だった。少し、その頃に戻ってみようと思った。いい意味で、あの頃の自分の判断に戻ってみようと思った。人の意見やアドバイスには耳を傾けるけど、彼らにとっては所詮は他人。自分事では無い。最後にケツを拭くのは、自分自身。以前のように、自分のことを信じてみよう。間違いはない。昔みたいに声に出して言うことはない(と思う・・・笑)けど、心の中で言うことにしよう。 『誰に物言うてるか、わかって言うとんのか?俺を、誰や思とんねん!』 語弊に満ちて、誤解を招く恐れが多々あることは承知の上で、ハイボールを飲みながら心情を吐露した、桜が咲き始めた暖かい夕暮れ時。澄んだ、いい気持ちだ。こんなことを考えるきっかけをもらった、友人に感謝である。
by nishan-cordy
| 2016-03-30 18:52
| 日々雑感
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