2015年 10月 25日
秋晴れ
秋晴れ_b0116656_1817686.jpg
Photo:病院の窓からも、素晴らしい秋晴れが

感染症で入院中の次男坊だけれど、今度の水曜日か木曜日あたりに退院できそうだ。
今回の入院では、いろいろなことがあった。

感染症の症状がこの2~3ヶ月頻繁に起こったので、その原因を突き止めよとCTや内視鏡の検査などでいろいろと検査をした。温存している腸に腸液のたまりが出来ていて、それが原因じゃないかと。検査の結果、とてもきれいの状態で腸は温存されていて、懸念された腸液のたまりもなかった。菌を培養して調べてみたところ、外部からのものではなく腸内のものであることが分かった。結局のところ、原因を突き止めることはできなかった。しばらくは、対処療法でしのぐしかないのが現状の様だ。
入院初日、次男坊は会社に経緯報告のために電話をかけた。部長に携帯電話で報告していたんだけれど、途中感情を押しとどめることが出来ずに、泣きじゃくりながら話をしていた。その姿を見たぼくたち夫婦は、ある意味とてもうれしかった。感情を表に出さない次男坊が、これまでの彼では考えられないほど自分の心情を素直に語っていた。その電話で彼は、退職の意思を部長に伝えた。仕事がきついって訳じゃない、何より彼が心苦しいのは自分が度々入院することによって職場の方々に迷惑をかけていることについて。今後も、対処療法でしのぐしかないということは、度々入院する可能性を排除することはできない。そんな状況が、彼にとってはたまらなく申し訳ないのである。部長は、そんなに早急に結論を出すな、一緒に仕事をしようと言ってくださったらしい。しかし彼の気持ちは固まっているようで、そのことを伝えたことでずいぶん気持ちが楽になったようだ。先日、部長さんがわざわざ見舞いに来て下さって、退職のことなど話をしたらしい。強く留まってほしいと、言われたらしい。そのように評価して頂いていることに、感謝以外のなにもない。今後のことは、退院してから部長とじっくりと話をして決めればいい。いろんな生き方があっていい。生きていれば、まずはそれでいい。次男坊が自分の意思をしっかりと伝えたこと、周りの人に迷惑をかけている自分が情けないとベッドで号泣した姿をぼくたちに見せてくれたこと、周りの人への申し訳ないという気持ち・・・。それらすべてが、ぼくの心を晴れやかにしてくれた。今日の、秋晴れの空のように。生きていることに感謝し、支えてくださっている周りの人に感謝し、一生懸命その瞬間を生きる。次男坊から、大切なことを教えてもらったような気がする。

by nishan-cordy | 2015-10-25 18:41 | 健康 | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード


<< そろそろ、漕がないとね(笑)      OSAKA BAY BLUES >>