2015年 09月 10日
日付が変わって間もない頃、Mamaから起こされた。どうも次男坊の様子が、おかしいらしい。仕事から戻って食事をとって、22:00頃から点滴を入れだす。23:00頃から、寒気がすると布団に潜り込んで動かないというのである。様子を見てみると、かなりの高熱と汗。意識はあるが、かなりしんどそう。こういう場合は躊躇せず、お世話になっている兵庫医科大学病院に行くことにしている。Mamaに電話を入れてもらって、高熱でもうろうとしている次男坊を抱き起し、肩を貸して4階から降りていく。車に乗せて、寒いというので羽毛布団に後部座席で包まって、車を出した。阪神高速に乗って約30分、病院に到着。到着した時には軽い手の痙攣と意識が飛んでいたので、この判断と処置は正しかったのではないかと安堵する。処置室で、抗生剤と水分を点滴で投与してもらう。すぐに、入院との判断が下された。病室に移るころには血液検査の結果が出ていて、炎症反応の数値が高すぎる以外は、思っていたよりダメージは少なかった。病室がいっぱいということで、用意して下さった部屋は4人部屋の半個室タイプ。兵庫医科大学病院では、『個室的4人室』と呼んでいるらしい。通常の6人部屋を4人で使用し、パーテーションで隣のベッドとセパレートされている。ここにトイレとバスがあれば、ぼくが出張で利用するビジネスホテルの様だ。追加料金が3,240円かかるんだけれど、広々ひているし、とても快適。それにテレビと冷蔵庫が通常はプリペイドカードで使用できるようになるのに、ここはそれの必要がない。 入院準備を整えて、昼過ぎに病室に着いてた。少しして昼食が運ばれてきたんだけれど、結構な量があった。それから判断しても、今回の入院はそれほど長くはかからないだろう。多分血液検査の結果が正常値に近づけば、すぐに退院となるのではと思う。さて、快適な病室で、次男坊とMamaと結構な時間ゆっくりと話をした。『頑張って、気を付けてるのに、またこれで振り出しや・・・』という次男坊の言葉に、返す言葉が出なかった。最初の頃はふてくされていた次男坊も心情を吐露しだしてからは少しは楽になったのか、表情が穏やかになってきた。ぼくは今がころあいだなと思って、焦らなくていいこと、職場の人たちに迷惑をかけているという思いは判るけれど職場の人への恩返しはまずは体の状態をよくすること、中心静脈カテーテルが問題になることが多いのでこれを取るためにも再度人工肛門(ストマー)撤去の手術を考えてみてはということ、先のことを心配し過ぎるより今この時の問題を解決することに全労力をかけようなどと、穏やかに語りかけてみた。少しは彼の心に届いたようで、前向きな言葉がたくさん飛び出してきた。表情も、とても良くなって、前向きで、ポジティブな心情が表に出ているようだった。頑張れなどと簡単にいえないけれど(以前、入院時に頑張れと声をかけたら、『もう十分頑張ってる!』と怒鳴られた。ぼくは、返す言葉が見当たらなかった)、いまできることを精いっぱいやって行こうと思う。どんな未来が待っていようとも、ぼくたちは彼の味方であるし、無償の愛を提供することが出来るのだから。きっとその未来は、輝かしく、素晴らしいものになるだろう。 ![]() Photo:個室的4人部屋(兵庫医科大学病院のHPより)
by nishan-cordy
| 2015-09-10 18:16
| 健康
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