2014年 08月 13日
前からこの作者にちょっと興味があったことと、ラジオでパーソナリティーが読んだと話していたのを聞いて、ぼくも読んでみようと思ったのがこの本。感想としてはとても軽妙に切り込んでいて、凄く楽に読み進めることが出来る。でもその軽快感に浸っていると、自分の中に何も残らないことになるような気がする。事実、ぼくがそうである。もともと読解力がある方じゃない、いやその能力に欠けるのでそうなるのかもしれない。じっくりと読み込むと、また違う発見が出来るんじゃないかと思うので、しばらくしてからまた読み返してみたい。今のぼくにとって迫ってきた言葉は、最終章の最後の文章。この言葉に出会えただけでも、価値ある一冊だった。 なにかにぶつかり、迷い、挑戦し、失敗し、ということを繰り返すことになります。しかし、そうやって自分で育ててきた感覚のことを、「自信」というのです。 「自分」の壁 養老孟司 著 新潮新書
by nishan-cordy
| 2014-08-13 22:39
| 本
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