2015年 09月 03日
理想の我が家
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ぼくたちは、マンション住まい。マンションと言っても、4階建ての小さな小さなアパートに毛のはえた程度のもの。おやじが残してくれたもので、そこにありがたく住まわせてもらっている。子を思う親心だってことは重々承知しているけれど、この物件バブルのさなかに計画されてもの。よくある話で、『このままじゃ相続税で大変なことになりますよ。融資しますからマンションを建てて、負の遺産としてお渡しになったほうが・・・』と仕事でお世話になっているメインバンクさんからお話を頂き、木造2階建ての4軒長屋をマンションにと言うことになった。ところがいろいろあって、完成した時にはバブルが見事にはじけていた。当初計画していた家賃では借り手がなく、家賃を下げることに。そうなってくると、この物件自体の収益構造が当初の計画とは全く変わってきた。本当にバブルがはじけてから、あちこちで聞く話である。ぼくたちがこの物件を相続したのが、今から17年前のこと。生々しくなるのでいくらとは言わないけれど、ぼくたちにとってはかなりの負の遺産を相続した。しかも、その返済が当初見込んでいいた家賃収入では賄えないので、これまたぼくたちにとってはかなりの金額を毎月持ち出してコツコツと返済してきた。借入は2本あって、そのうちの金額の大きいほうの返済があと5年で終わる。今までは出口の見えないトンネルの中をひたすら走っていたんだけれど、やっと出口の光が見えてきた。まだ5年もって思われるかもしれないけれど、ぼくたちにとってはもうすぐそこって感覚。あと5年で、やっと一つの大きな荷物を、下ろすことが出来るのである。その時が来たら、家を買いたいなってMamaと話をしている。所謂、終の棲家と言うやつである。で、A4用紙を数枚テーブルに置いて、Mamaと理想の家の間取りなんかについて話をした。そして最初の間取り図が、完成した。これから5年間をかけて、これをブラッシュアップして行こうと思う。この作業、とっても楽しい。5年後というと、ぼくたちは58歳。それからが、ぼくらの本当の人生の始まりなような気がしている。行きたいところ、したいこと、などを思いつくままリストアップしてみると、これがまたとっても楽しい。そのためにも、なにをおいても健康でいなければ。歳を重ねるって、本当に楽しいなって思う今日この頃である。

by nishan-cordy | 2015-09-03 17:45 | 日々雑感 | Comments(0)
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