2013年 09月 04日
読書の目的
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Photo:読み終えた本は会社に持って行くんだけれど、その時を待つ本たち。

小学生の頃、一番嫌な課題が読書感想文だった。文章を書くのも大変だけれど、本を1冊読み切るって行為が、ぼくのは途方もなく遥か彼方のゴールを目指して歩き出すようなもので苦手だった。登場人物が多かったり、日本以外の国の話だと、『この人、誰だっけ?』となってしまう。自分が読みたいと興味を持った訳でもない本を読まされるのだから、苦痛以外の何者でもない。だからぼくには趣味読書と言う人の気持ちが、全く理解できなかった。

読書が面白いと思い出したのは、ここ2~3年の話。悩み多き40代の頃、自己啓発本のたぐいを読んで救いを求めた。だれかの本に『読書は明確な目的を持ってすべきである』って書かれていて、その目的が達成されればそれで良いと言うものだった。確かに自己啓発本や経営に関する本などは、そうかもしれない。最近読み出したのが、そんなたぐいの本ではなく、小説と言われるジャンルのもの。前出の著者の主張に答えるなら、『読むことを、愉しむこと。作者の世界を愉しむこと。』が目的。やっと読書の楽しさを、少し理解できるようになった。

by nishan-cordy | 2013-09-04 22:16 | | Comments(0)
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