2012年 08月 05日
![]() このブログを書いていて、しみじみ思う。それは、文章の難しさ、深さ。ただ文字の羅列なんだけれど、それが意味を持ち、ストーリを紡ぐ。同じ出来事やテーマであっても、選ぶ言葉、表現は書くひとによって全くかわってくる。それが、作風と呼ばれるものなんだろう。ぼくは、多読家ではない。最近は特に読書量が落ちて、ひと月に2〜3冊がやっとのペースである。この程度の読書量なので当然といえば当然なんだけれど、全く知らないジャンルが多くある。そんな中の一つが、エッセイ。このジャンルには、今まで足を踏み入れたことがなかった。純然としたエッセイをいうものではないのだろうけれど、そのエッセンスを十分に感じ取ることができる本と出会った。本屋さんで手にしたときは、そんなことこれっぽっちも思っていなかった。確か出張に行く空港で、適当に手にしたのがこの本との出会いだった。内容もなかなか面白かったが、それ以上に軽妙な文章にとても惹かれた。エッセイって、作者の人となりやこれまでの人生が映し出されるのだろうか。とてもあっさりしていて、からっとしていて、テンポよくストーリーがすすむ。しかし、決して薄っぺらい文章ではない。エッセイイストといわれる人の作品を、読んでみたい気分になった。 聞く力 阿川佐和子 著 文藝新書
by nishan-cordy
| 2012-08-05 22:26
| 本
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