2012年 06月 03日
5月下旬、じろじろの定期検査があった。4月の検査時に、『次回は造影剤を入れて検査してみましょう』 と主治医から言われていた。造影剤の検査結果いかんでは、もしかしたら念願のストマ撤去になるかもしれないと、一縷の望みをもっていた。でも、過度な期待は禁物。過去何度も期待しすぎて、よろしくない結果に落ち込むということを繰り返してきた。とはいえ、確実に完治に向け前進していることは、間違いがない。 さて造影剤を腸に入れて検査した結果は、まだ少し瘻孔 (ロウコウ) が残っているとのことだった。 瘻孔とは、皮膚・粘膜や臓器の組織に炎症などによって生じた管状の穴のことで、その穴があるってことは、そこからばい菌が入るとまた膿がたまる可能性があるってことで、この厄介な細い穴が埋まらない限りストマを撤去することはできないのである。瘻孔の具体的な場所は肛門から数センチ体内に入った小腸と肛門を吻合したところなので、便からばい菌が入り込む可能性がとても高いのである。今回の検診では、残念ながらストマ撤去とはならなかった。でも救いは結構ズバリと言う物言いをされる主治医が、もう少し頑張ろうと近い将来のストマ撤去が夢ではないというニュアンスでじろじろを励ましてくれたこと。ぼくが直接聞いたわけじゃないけれど、Mamaの話によるといい感じの会話だったとのことである。 ぼくは主治医の先生のようにほかの人に対する影響力はないけれど、でも言葉って大切なんだって思った。言葉には、確実に温度がある。暖かく励まされることもあれば、冷たく突き放されることもある。同じ文字の列を言葉にして発したとしても、その言葉の持つ温度によって受け手の印象は大きく変わる。ぼくの周りにいる人も、ぼくの言葉によって暖かくもなれば冷たく感じることもきっとあるんだろう。であるのなら、自分の発する言葉には責任を持たなければ。できれば、暖かく穏やかな気持ちになってもらいたい。 という事で、我が家の肛門周囲膿瘍との戦いは続く・・・。 いつかストマが取れたら、思いっきりお祝いするぞ! ![]() またこんな風に、泳げますように。(2002年、銚子川にて)
by nishan-cordy
| 2012-06-03 17:33
| 健康
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