定期健診

じろじろが人工肛門造設手術し退院してから、はじめての定期検診。今回の人工肛門造設は肛門周囲膿瘍がひどい状態であったので、便を通す事を一時的に遮断しばい菌の侵入を防ぎ、その症状の悪化を防ぐためのものであった。潰瘍性大腸炎やその治療としての大腸全摘出手術に関してではなく、現在はその手術に何らかの原因があると考えられる肛門周囲膿瘍の治療が主目的である。大腸全摘出手術の後には、肛門周囲膿瘍が起こりやすいらしい。さて最近のじろじろは、一応激しい痛みもおさまり、素人目には徐々に落ち着きつつあるのかと感じていた。10時の予約に間に合うよう、主治医のいる病院へと向かう。予約の時間通りに診ていただけることは稀なので、今日も本を持参して待合室のベンチに座った。ところが10：05には名前がよばれ、診察室へ。主治医による診察の結果は、 『じゃ、次は8月に診せてください』 との事だった。
その間、5分。初めての定期健診は、あっけなく終わった。
何より経過が順調である事が、親としては嬉しくてならなかった。

ちょっと早かったけれど、ランチでもと最上階のレストランへ。
おやつにと、名物のドーナツを買って家路に着いた。
一喜一憂すべきではないとは判っていても、帰りの高速道路はいつもより軽やかなハンドリングだったように思えた。