退院

世間ではゴールデンウィークと言う事で、高速道路の信じられない渋滞情報がとびこんできている。ぼくはというと、お仕事。朝からせっせと仕事にいそしんでいると、個人用の携帯電話が鳴った。個人用と書いたのは会社から携帯電話を貸与されていて、仕事に関する連絡は会社用の携帯を使っているから。お客さんにかける電話代は会社がみてくれるってことで、躊躇無くお客さんとの連絡がとれるようになった。さてその個人用携帯電話を鳴らした主は、Mama。一瞬、緊張が走る。 『じろじろに、何かあったのか？』 気持ちを落ち着かせて電話に出ると、全く逆の内容。急遽、昼に退院できる事になったという連絡だった。ということで、仕事仲間に無理を言って仕事を抜け、昼前に病院到着。一緒に展望レストラン （ここの病院、10階に展望レストランがあって、晴れた日の見晴らしは絶品！ そしてもうひとつ素晴らしいのは、某老舗ホテル直営なので料理が美味しいし、スタッフの方の接客がホスピタリティーに満ち溢れていること） でランチでもと思っていたが、じろじろは空腹に耐え切れず院内のコンビにでおにぎり2個とから揚げを買って食べ、既に満腹状態。まっ、それだけ食欲があるって事は、良いことだ。ランチは無しって事で、早速退院の準備に取り掛かる。ぼくがびっくりしたのは、Mamaの段取りの良さ。手際よく、私物を2～3のバッグにしまっていく。このスピードが、尋常ではない。後でMamaに聞くと、10回近く退院の経験をすると、このくらいのレベルにはなれるでしょって事だった。納得。
清算も終わって、無事退院。

帰宅後、疲れたのかみんなでしばしのお昼寝。夕飯は頂き物の朝掘り筍をババに料理してもらって、久々にみんなで食事。弟も参加して （弟家族は、お嫁さんの実家に行ってて、弟だけの参加） 、筍三昧の夕飯を頂いた。旬の食材が美味しいのか、ババの腕が良いのか、空腹で何を食っても美味いのか、理由は何かは判らないけれど、こんな美味しい夕飯は久しぶりだった。
美味しく夕飯をいただけた一番の理由は、みんながそろってご飯を食べたからだろう。
我が家に、当たり前の光景が帰ってきた。