2010年 03月 22日
翔ぶが如く四巻 読了
翔ぶが如く四巻 読了_b0116656_13265032.jpg
中学2年の頃、中間テストや期末テスト対策としてのルーティーンワークがあった。それは2週間前からの、自宅での勉強の計画を立てること。平日は2科目、土日は3科目でスケジュールを組む。その日する具体的な内容までは計画していなかったんだけれど (この辺の詰めの甘さは今でも続いている・・・) 、1科目2時間で計画を立てる。ところがその計画通りに進むことはまずなく、1週間が経過したあたりで計画の修正を行うことが常だった。そしてだんだん切羽詰まってきて、当日を迎えると言うパターン。でも (単なる言訳ですが・・・) そんな 『切羽詰まった感』 を、愉しむってところもあったように思う。妙なものなんだけれど、どんなに切羽詰まってもなんとかするっていう自身があった。そして、実際なんとかしてきた。その過去の体験が、抜けきれないでいる・・・。

じろじろの入院で初めて朝から晩まで12時間病院でいたり、最悪は再度手術し永久人工肛門の可能性もあると医者から告げられた時は何も手につかなかった。彼が 「もう、なんもかんも嫌や!」 と、病院のベッドで叫んだ夜は眠れなかったし、それからしばらくは仕事でもまったく集中力に欠けていた。その時のつけがまわってきて、仕事が山積している。自宅にも毎日PCを持ち帰って、文字通り山のような作業と格闘している。が、つい息抜きと称して、お風呂に入って本を読んでしまう。本当の息抜きならば良いんだけれど、ぼくの場合息抜きが多すぎる。結果こなさなければならない仕事が、一向に減らない。なんだか中学の時のように、 『切羽詰まった感』 を愉しんでいるようなところがある。 「あの時も何とかなったんだから、今度も何とかなるだろう」 って。あの時と違って何人もの従業員とその家族がぼくを支えてくれているのだから、彼らに報いるためにもきっちりと仕事をしなければならない。中学校の時とは、背負っているものが違うんだから。などと思いながら、お風呂で半身浴をしながらの読書で、翔ぶが如く四巻読了。

by nishan-cordy | 2010-03-22 04:48 | | Comments(0)
名前
URL
削除用パスワード


<< ツチノコのロジャー      風が吹けば、桶屋が儲かる >>